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<ビッグコミックスピリッツ 1999年46号掲載>


● あらすじ ● 
女子高生・香坂は退屈でつまらない学園生活に嫌気が差していた。
学園祭を控えたある日、香坂は工事現場にて大きな落とし物を拾ってしまう。
戦時中からここに埋まったままの不発弾だった。これをみつけた彼女は「いいこと」を思いつく。

学園祭で「反戦」をテーマにこの不発弾を爆発させようと試みる香坂は、まずはフェイクとして紙製ミサイルを
作り始める。やがて彼女に興味を持った同じクラスの女生徒、小田美加に次第に心を開き、ついには他の
クラスメートとも打ち解けるようになる。
そんな今までと違っていく自分に戸惑ったが、美加の思いやりに応えるようになり、彼女との友情を確信する。
そして…
 香坂

この物語の主人公。高校3年生。
群れるのが嫌いで、クラスでは
少し浮いている存在だが本人は
気にしていない一匹狼女。
 小田美加

香坂とは同じクラスの女生徒。おっとりとして優しく
人当たりもいい。
● 感想 ●

久しぶりの読み切りで青春もの。と読んだ当時は「また爽やか青春ものが読める!」とワクワクしつつ
清涼感いっぱいのラストを期待しましたが…何だかトビラアオリ文にもあるとおり「異色」のラストでした。
なんだろうこれは。いや、ネタバレになるのでこれもオチは言えませんが…
多分私が知ってる盛田作品の中では(原作付きのブルーダーは除く)いちばん残酷な、つーか後味の悪い
ラストでした。


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