桜楓館TOPへ||盛田先生関連記事TOPへ
盛田先生関連記事


     スキージャーナル株式会社『月刊剣道日本』 1997年11月号
     140・141ページ  


 剣道の漫画を描こうと思ったきっかけ、そして反響は?

 高校時代に(剣道を)やってたということと、昨年(96年)でしたか、関西創価高校の片腕の剣士(中山彰選手)を
 テレビで見て、その人の努力にも感銘して、やはり剣道ってかっこいいなあと思ったのがきっかけですね。
 でもその時は(当時の)編集者の意見で水泳の漫画にすることになって、それが終わってからやっぱりどうしても
 と言って剣道を描くようになったんです。作品中の3年生たちは自分が高校で剣道部に入った時の3年生のイメージです。
 技は雑誌や、高校の時先輩や友達が使っていたものなどを参考にしています。


 反響としては、以前の私の作品では10代の子からが多かったんですが、剣道の漫画を描くようになって、
 上の年齢層の方、例えば40代の方からご自身の体験談とか、もう一度剣道を始めてみたくなったというお便りなども頂きます。
 雑誌がちょっと大人向けなので、一番下は中学1年生ぐらい、男性からは剣道に関すること、女性からはキャラクターがいいという
 お手紙が多いです。


 描く上で苦労されていることは?

 剣道の漫画は難しいんだなと感じます。手間がかかるというか…絵的な面以外では、調べてみると思った以上に
 ルールが厳しいということですね。でもそういうことがわかってくるたびに、すごく厳格なもの、日本人らしいものである
 という思いが深まります。


 最近の剣道についてはどう思いますか。

 子供の頃に比べて扱われ方が本当に地味になった。
 私は九州出身なのですが、当時は剣道ブームで、子供達は皆、野球か剣道に熱中しているという感じでした。


 今回の漫画でまた剣道を盛り上がらせたいと?

 理想はあるけどそこまでは…ただ剣道の様式美というか、きれいだなとずっと思っていたので、
 そういうものが伝わればなあと思います。

 この次に描きたい漫画は?

 希望ですけど、時代劇を。好きなんです。最近よくゲームやアニメで出てくるのは、
 たいてい西洋の昔の剣とか魔法とかで… なぜ日本のものでやらないんだろうと思うんです。


 好きな剣士はいらっしゃるんですか。

 土方歳三。自分がこうだと思ったら最後まで諦めない、誰に何を言われようが関係ないという所などに憧れますね。
 自分は人にいわれるとハイハイって言ってしまう方なので。(笑)


 今後の「しっぷうどとう」の展開は?

 決勝リーグに進んでインターハイに行けるか行けないかというところが重点になります。
 ただ漫画の中ではどうしても勝つことばかりに行ってしまいがちなので、
 そこは気をつけようと思っています。野球とかサッカーとかバスケならそれでいいと思うんですが。
 『剣道日本』でも勝つことだけが大事なのではないっていわれてますよね。
 そのあたりの葛藤が私の中でもあるんです。


 この作品の最終目標は?

 先の話なんですけど、全日本選手権まで行けたらなあと。

 まだまだ続きそうですね。

 続けたいですね。